業績が上がるとスタッフ問題で悩むってのは誰しも通る道。



「昔から良好な関係を気づいているスタッフに急に裏切られた。」

「スタッフの人数が増えて社長の自分だけ浮いてしまってる。」

「信頼してたスタッフが急に辞めると言ってショック。」



いろいろあるけど、こんな感じ。

「横領された。」ってのも実はあるある。




そんな時、社長の考えはだいたい2通りに分かれます。



「もうスタッフなんていらない」「スタッフもウェットな関係なんて不要」と人間に頼らない運用を決意する”あっさりドライ”タイプ。



「スタッフとの関係、やる気が一番大事。」これからそうらないためにスタッフも信頼関係をもう一度構築しておこうと決意する”温情ウェット”タイプ。





僕は前者も後者も経営方針としては正解だと思ってますが、

今日は後者の人へのお話です。



特に最近距離を感じるスタッフとの人間関係を再構築しようと思ったり、

スタッフと再構築できていると思ってるでやってはいけないことを中心に話してみます。



ウェットな人間関係を構築しておきたいと思っている人がやりがちな代表的なことってなんでしょう?



・一度時間をとってじっくりサシで話す。

・自分の考えを聞いてもらう。相手の本音を聞き出す。

・スタッフと年に1回懇親会を社長のおごりで開催したり、報奨金を出したりする。

・とにかく一度じっくり飲みか食事に行く。

・会社でピザパーテイーやる。




ぶっちゃけ社長って暇じゃありません。

一人の社員にここまでのコストとお金を使っても売上が上がるわけじゃないし

借入れが減るわけでもありません。



だからこそ、真剣に関係性を構築したくて修復したくてここまでやろうとすると思うんですよね。




でもね。これって逆効果なんです。



その理由につながる面白い例があるんで聞いてください。




男性が女性のパートナーだったり奥さんになぜいつも機嫌が悪いか?なぜ信頼されないか?評価してもらうためにどうするか?

こんな話題でよく解説されてることです。



曰く女性は無意識に男性に点数をつけていってるらしいです。

仮に信頼ポイントとか、愛情ポイントということにしましょうか。




このポイントが多く溜まっていればそんなに不機嫌にもならないし、

信頼されなかったりもしない良好な関係になるそうです。



でもそのポイントって質じゃなくて量なんだとか。



100万以上のバーキンをプレゼントしても1ポイント。

夕食に煮込みハンバーグをふるまってあげても(もちろん片付けもする)1ポイント。

彼女の腰を揉んであげても1ポイント。

美容院から帰ってきた時に素敵だと褒めても1ポイント。




全部1ポイントなんです。


ハワイ旅行に連れていってあげたら100ポイントとかたまらないのです。

ハワイ旅行でも、一輪のお花でも1ポイント。



ってことは、常に何かをしていれば1日1回で年間365ポイントたまるんだけど、

夏のバカンスで毎年ハワイに行くだけだと年間1ポイントなんです。



(注意)

ちなみにこれ、僕が言ってるんじゃないですよ?よくこういうことを語ってる人がいるって話です。

本音は・・・・墓場まで持っていきます。(笑)




でも同感することもあって、スタッフとかに置き換えるとその通りだと思います。



・年に1回だけ奮発してボーナスを渡す。

・問題があったときだけじっくり何時間も語る。

・ピザパーティーをする。


こういうのって、社長からすれば奮発してます。


が、相手にとってはただの1ポイントなんですよね。




そんなことより量が重要ってことなんです。



1日1分。1日1声だけでもいいから会話してるほうが関係は構築できたりします。




ホワイトボードとか出しちゃって、会議室で数時間問題点の解決法を会話するよりも、

今日から10分「何か困ってる?」みたいな話をしているほうがいいってことなんですよね。





しかも、それは仕事実務の話しよりも”その人の話”をするのがより良いです。



つまり「最近どう?」「週末どっか行った?」とか、「鼻声だね?かぜ引いた?」みたいな話ってこと。



なぜなら、Aという業務があって、Aの業務をするにあたっての課題を話したり、提案してもらったりするときに、

「その人の話」すらしていないと、本質的な課題とか解決法を語ってくれないんですよね。



だって距離が遠いから相手だってどこまで言っていいか計りかねます。

で、ありきたりの会話になるか、沈黙になるかってオチになっていくわけです。




結果、一生懸命時間をあけて数時間のミーティングや、飲みニケーションをしたり

ボーナスを弾んだ社長はイライラする結果になります。



「ここまでやってあげたのになんだ!」ってね(笑)



本人は100ポイントくらい溜まってると思ってますけど実際は1ポイントなんですよ。





いかがですか?



結構当たり前の話といえばそうなんですが、意外と僕らは1回で100ポイント稼いで解決しようとするって話をしたかったんです。

でも1回は1ポイントなんです。


それよりねっとりスタッフと関係を構築したいならしょうもない接点でいいから100回カウントするほうがいいのじゃないかなと。



そんな話でした。




あ。もちろん仕事上の最低の能力は求めるんですよ?

時間守らないとか。反抗的とか。そういうスタッフはそうすることすらしなくて交代するのがいいと思いますので

そこは勘違いないように。




あと別にあっさりドライ式でいくならこんなことすら不要ですから、

あとは経営方針の選択の話ですね。




ーー動画だと、もっと詳細に語っていますので、

もっと理解したい人は、そっちもご覧ください。





【雑談】貢ぐ男



最近気がついたことがあります。



娘がお小遣いというかお金が欲しい時に声をかけて来る時、

1、2オクターブくらい高い声になってる気がすること。




ああいうのって人間の本能なのですかね?(笑)





え?もちろんビシッと叱りましたなんてことはなくて

言いなりで払いましたよ。はい。

ビシッと。





あ、お嬢さんの名誉のためにいうとお金は自分で稼ぎたいらしく、

最近は転売やハンドメイド品作って売りこずかいを貯め始めてるそうです。



そっちののほうが僕は本業なんですけどねwそれはあんま相談されません。

父親の職業を知らないんじゃないかと最近思ってます。



カリキュラム


  スタッフとの関係を強める時にやりがちな失敗【第635回】
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