僕はすごく興奮していました。



起業前夜のことです。


3流大学を卒業して、ブラックなシステム開発会社からスタートした絶望的な会社員人生でしたが、

学歴がなくても拾ってくれた外資のPCメーカーに転職してからはその経験のおかげで有名起業でも複数働いてきました。



自分で言うのもなんですが、優秀な方だったとは思います。

(生意気で煙たがれることを除いては)



副業のネットビジネスでも成果を出してました。



起業すれば、もう意味がなさそうな指示を誰からも受けません。

朝から無駄な満員電車にも乗らなくてもいいのです。



起きたら美味しいコーヒーを淹れて、すぐにビジネスに取り掛かれます。




もうね。ワクワクしかありません。


せっかくフルタイムでやるからには、ちゃんとビジネスを成長させたいと思っていました。

起業するといった時の一部の知人の哀れむような顔も忘れてなかったし、しょうもないプライドや見栄もありました。




思いついたビジネスプランをノートに書き殴り、マインドマップにまとめて、最後はパワポで整理してました。


さらに自分の強みは何か?を徹底的に棚卸ししてました。


ついでに「やりたいことは何か?」も子供の頃の趣味までさかのぼって検討してみたりもしました。



1週間もしないうちに綺麗にまとめたビジネスモデルが出来上がりました。



将来伸びる可能性を大いに秘めたビジネスです。

自分の強みも使えるようになってます。

なによりも興味のある分野でした。






「よしこれだ!」とばかりに意気揚々と早速Webサイトを準備して、

販売を始めました。広告も出しました。





それから数日。


衝撃的な結果が出ました。




一切売れませんでした。

まったくです。改善の余地を¥感じる結果ですらありませんでした。



僕もビジネスモデルを成長させるには、数年の長い時間と、膨大な資金がいることがわかりました。





その時根拠のない自信で起業したので資金がほとんどないことに気がつきまいした。

生活費が稼げないまま数ヶ月過ごすなんて想像してなかったんですね。




魂を込めたビジネスではお金が手に入らないので、生活費がなくなってしまいます。



ワクワクは嫌な汗を掻くドキドキに変わりました。



しのごのいってられませんので、

日銭を稼ぐかアルバイトをするかの2択です。



そこですぐに金になりそうなホームページ制作の請負を始めました。


とにかくこの時の僕の頭は「生活費」で100%埋められていました。



・将来の拡張性

・自分の強み

・やりたいこと



そんなこを1ミリも考えていませんでした。



でもおかげで1件、また1件と注文を取り、10万、また10万と売上を上げることで

なんとか生活の心配はしなくなりました。



このおかげでコンサルティングサービスへの変換につながりました。

業績もとてもよくなっていきました。



そこで初めて思い出したんです。


・将来の拡張性

・自分の強み

・やりたいこと



こういうことのためにはビジネスモデルが必要だと。



ずいぶん年数が経っていましたが、改めてビジネスモデルを考えて

その計画を進行しました。



今度は時間的な余裕がありますので、ゆっくりですが修正をしながらうまく達成できていると思います。



拡張性もててるし、やりたいことをやっているし、自分の強みも使えています。





めでたしめでたし?




いや違うんです。これには続きがあります。





世の中はスタートアップブーム。

20代前半の若者が、自分の強みを生かして、やりたいことを実現するために

壮大なビジネスプランで起業しています。



ものによっては5年以内に上場し、時価総額100億を超えています。





これをはたで見てると思うんですよね。




「俺。生活するためだけに当初ビジネスをしてたけど、やはり順番を間違ったのではないか?

ビジネスモデルをしっかり達成するため最初からそれだけに勇気を出して集中するべきだったのではないか?」



こういう疑問というか後悔です。




A:まずは生活費を稼ぐのが’一番大事。


B:ビジネスプランや自分のやりたいことをやるのが一番大事。



今日はその答えらしきものをお話ししますね。



この話をしようと思ったきっかけがあります、

それはアメリカのドキュメンタリー番組。

(テレビかい!)



日本名で

『【億万長者の挑戦】正体隠して1億円稼げ!無一文からの90日間ビジネスサバイバル 』


ビジネスにすでに成功している本当の億万長者グレンさんが、身分を隠して自分のことを知らない人ばかりの街に行って

1億円の価値のある’会社を作れるか?ってドキュメンタリーです。



最初に渡される武器はスマホ、100ドルの現金、車だけです。



ガソリンを入れるお金はもらえません。

寝床もありません。食材もありません。水もです。

スマホの通信費は無料だけど人脈に連絡してはいけません。





もちろんやらせ要素がゼロではないのですが、とにかくリアルで面白かったです。



で、この億万長者グレンさんが最初にやったことはなんだと思います?



それは「生活費を稼ぐこと。」もっと細部化すると最初の数日止まるホテル代を稼ぐこと。

数日ぶんの食料を買うお金を稼ぐことだったんです。



そりゃそうですよね。100ドルしかないんですから。




そのため廃材置き場を車で徘徊して、売れそうな古タイヤを探し回ります。

でもなかなか見つからず最初の数日は野宿をしていました。



やっと古タイヤを売って1000ドルちょっと得たら、宿を確保しつつ、

今度は残りのかねを頭金にして中古車を探して、グレイグスリスト的な掲示板に掲載して転売します。



そんなこんなで、当面の生活費や事業資金を稼いでから、本格的なビジネスプランを練ってチームを作り始めるんです。

それでもお金が足りないと思ったグレンさんは、今度は家を転売しようとします。



汚い家を安く買って綺麗にリフォームして売るっていう、いわゆふフリッピングですね。



これを見て確信に似た気持ちが湧いてきました。





成長させるビジネスプランを練ることも、自分の強みを生かすことも、やりたいことをやるのが’重要なのは当たり前。

でもそれを実行するための生活を支える手段を得ることはインフラなんですね。




つまりどっちが先か?って順番だけ。



1、生活基盤を作る


2、ビジネスを拡張させる




僕は自分が間違ってたとか、ビビっていただけとか、自虐的に考えていましたが、そんなことはありまん。



単に1番を作るのに苦戦しただけの話しです。

2に以降するタイミングを逃していただけです。



1のトラウマがあって、余裕で2に以降できるのに’躊躇してたんだと思います。




伝わりますかね?



なので生活基盤がないのに2だけを一生懸命考えてると

絶対失敗するのはこれが理由です。





もし資金力に乏しいとしたら。




まずは金になることならなんでもやってみてください。

その上で2を気合い入れるとめっちゃうまくいくと思うんですよね。



くれぐれも逆にしたり混ぜないように注意してみてください。



最悪なのは・・・



当面の生活費を稼ぐために、自分の強みをいかし、やりたいことをし、ビジネスが拡張する可能性があるものはどれだ?



こう考えてしまうことです。


きっといつまでたってもリリースされないか、

すぐにお金に困って「自分にビジネスは向いてない」なんて的外れな自己評価をしてしまうと思うんですよね。




ーー動画だと、もっと詳細に語っていますので、

深く理解したい人は、そっちもご覧ください。






【雑談】男性にはわからないこと。



お客様やスタッフの写真や動画を撮ることってあると思います。

当然サイトに載せるためでしょう。



そういうとき最初からプロに頼むこともあるけど、

パパッと自分で撮ることもあると思うんですよね。



でもね、お相手が女性ならなおさらなんですが、

できるかぎり最大限の機材と注意を払って綺麗に撮ってくださいね。





僕は最大限できてるか自信はないですが、

男性女性限らず撮らせてもらうからにはそのようにするべきだとは意識はしていました。



でも女性のクライアントさんが多いので

中には「そりゃそうよ。ちゃんと気をつかって差し上げなさいよ。」と教えてくださる方もいて明確に気づかせていただけてます。




とはいえ被写体のお相手が「綺麗にとってよね!」とおっしゃるわけではないですからね。

男だとなかなか気がつかないこと多いと思うんです。

(僕だけ?笑)



てことで教訓。


誰でも写真や動画を撮らせていただく場合は可能かかぎり綺麗になるように努力しましょ。




カリキュラム


  ビジネスプランを考えて行動する人。とにかく金を稼ぐ人。【第644回】
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この動画&音声コンテンツは、コンテンツラボの代表である河野が配信する。ポッドキャストとYouTubeチャンネル「インターネットビジネスてそういうことだったのか」の各トピックです。

ビジネス、起業、マーケティングはもちろん、自分らしいライフスタイルなどについて毎回お話しています。